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コロナ禍における刑事事件について

コロナ禍における刑事事件では、被告人の身柄拘束において裁判所及び検察の判断はかなり難しく、起訴されるか在宅起訴・不起訴・処分保留になるかで被告人や被告人の家族の生活環境は大きく変わってきます。 新型コロナの影響で職を失ってしまい生活苦になり、その場しのぎで闇サイトの求人募集を利用して特殊詐欺の受け子や出し子を行い、その結果逮捕されてしまう。 そして最悪のケースでは実刑判決を言い渡されるということもあります。 当協会にも、同じような内容で申込みされる方が非常に多くなってきました。 被告人となる方々がなぜ途中でやめることが出来なかったか。 審査時にいろいろお話を聞いてみますと、犯罪者グループは身分証を提出させた上で『家に行くぞ』『1件だけ成功したらやめていいから』など言葉巧みに受け子、出し子をやらせようとしてきます。 その上、1件行ったら次は『もう共犯者だから』『次もやらないと家族や知人にばらすぞ』等とやめられないように脅してきます。 犯罪者グループは募集で来た方をあらゆる手を使って犯罪行為をやらせようとしますし、辞めさせないようにします。 そのような中、当協会で対応した勇気ある被告人のお話です。 その被告人は、この内容はまずい(犯罪だ)と分かって、1件目の犯行時にそのまま警察に駆け込み、逮捕となりました。 裁判の結果、執行猶予判決を受けました。 犯罪者グループに言われるまま受け子行為をして現金やカードを渡し、他人名義のカードから現金等を引き出して犯罪者グループに渡し、高額な報酬を受け取った事件は、そのほとんどが実刑判決になっています。 この内容をご覧になっていただいたことで一人でも犯罪行為に手を染めないでいただきたいと思います。 また、何らかの機会にこの内容をご覧になったことで、警察に相談していただき、犯罪者グループと手を切っていただければと思います。
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